spiritual quest

リアル人生RPGで得た気づきや情報を発信しています

龍との時間 その3

今日は スピクエ じゅんいちです。

早速ですが、「龍との時間その3」です。

その2で終わると思ってたのですが全っ然でした。すみません。

こんな駄文にお付き合い頂き申し訳ない気持ちでいっぱいですが、ありがとうございます。

えーーっと

前回は、女性スタッフに遠隔ヒーリングが効いて、本人一つ気づきを得てすっきりしたってところまででした。 

ではでは今回で完結予定なので宜しくお付き合い頂けたらと思います。

 

 

 

女生スタッフ(Cさん)の考えには私も賛成でした。私もまだ入社したばかりでしたがいつでも辞める覚悟は出きていました。

ただ、全く準備はしていませんでしたが、、。

Cさんはさらに話し出しました。

「私、この会社に来る前は断食したりしてたんですよ。」

「ちょっと健康オタクぐらいで。」

私の知っている限りでは、Cさんのご飯はコンビニ飯やカップだった。 

「そうなんですか。イイですね。またやったらいいじゃないですか!?」

「ここに来てからはボス夫妻に振り回されて余裕なくなっちゃって。」

「そっかー、別にジャンクフードが悪いわけじゃないけど、、、私も好きですしね。」

「でもジャンクばっかじゃ元気出ないですよ。」

「あれはね、ここぞとばかりに食ってやるぞって気持ちで食べるのが良いんですよ。」「もちろんオススメしているわけじゃないですけど、」

「そうじゃないとやられちゃうから。」

「あれはあれでエネルギー強いですからね。」

「そうします。」

その後Cさんは少しづつだが自炊をを始め、浮き沈みも前よりは少なくなっていった。

「あとはボス夫妻だな」

遠隔ヒーリングのお陰なのか何なのかはわからないが、ボス夫妻の問題も少しの間収まっていた。

と言っても3〜4日だと思うのだけど、以前の1日置きに揉めていたのに比べると少し良くなったように感じるものだ。

それと時間に関しては龍の影響もあると思う。龍のそばにいると時間の感覚がいつもと変わってくる。毎日色々な事がおきるからかもしれない。

3〜4日だったら2週間くらいの感覚だっただろうか

 

なんとなく、いや絶対だと思っていたのだが、ボス夫妻は数日溜めた分が爆発した。

夜、CさんからLINEが入った。

奥さんが家出しました。」

「多分実家に戻ってるとは思うけど、私も連絡つかないんです。」

「えっ、そうなんですか!?ボスは?」

「さっき家に行ってみたんだけど、意外と一人でカレー作って普通でした。」

「なんかボスはもう離婚したいみたい。」

「でも奥さんは絶対離婚したくないみたいです。多分DV受けて避難したんだと思う。」

「えー?DV受けても離婚したくないんですか?」

「お金目当てなのかな?」

「それも違うと思うんです。奥さんの実家もお金持ちだから。」

「多分本当に好きなんだと思います。女同士だからわかるんだけど。」

「そっちですか、インナーチャイルドの問題ですかね?」

「私もそう思っています。」

「まあCさん、あんまり深入りせずにね。」

「はい、私は今は大丈夫です。目の前でDVを見ている訳じゃないし。」

「以前は目の前でそんなのしょっちゅうでしたから。」

「それは嫌ですね。」

「まあでもとにかく今はそのまま様子見て、奥さんからの連絡を待ちましょう。」

「そうですね。」

次の日は連絡が取れず、ボスは1日家にこもってパソコン作業をしているとのことだった。

言い忘れていたが、ボスの自宅は龍の左目から歩いて15分くらいのところにあり、ちょくちょくミーティングに呼ばれて行っていた。

経営ってのはなあ、うんぬんかんぬん、、、。」

ヤクザの世界も一緒だろ!?」

「お前を若頭にしてやる。」

「はあ」

「っってこれじゃ本当にヤクザじゃん。」、、、

 

ボスが家にこもっていたその翌日、今度はボスとも連絡が取れなくなっていた。

「おかしいですね。ボスも連絡取れません。」

「パソコンやってるか、寝てるかじゃないですか?」

「多分そうでしょうね。一人でのびのびしてるのかもしれない。」

「絶対別れた方がいいですよあの二人。」

「一応夜見に行ってきます。」

 

 

「スピクエさん!ボスめっちゃ面白いですよ。」

翌朝Cさんが会うなり言ってきた。

「実は一昨日ボスの家に警察が来て、取り調べを受けてたみたいなんです。」

「え?はあ?」

「それですっごいストレスだったみたいで、昨日は1日お腹が痛くて寝てたみたいです。

「www確かにそのくだりは面白いwww」

「けどなんで警察きたんですか?」

「それじゃホンモノのヤクザみたいじゃないですか!?www」

「奥さんのお母さんが警察に連絡入れたみたいです。DVを心配して。」

「まあ、そりゃそうだ。」

「少しは反省して変わればいいけど。」

「本当ですね。」

「それで、ボスはもう平気なんですか?」

「なんか可哀想に思えてきちゃった。」

「もう平気みたいだけど、もう1日ゆっくりするって言ってます。」

「だいぶ堪えたっぽいですね」

 

それから数日、奥さんも戻ってきて喧嘩は相変わらずのようだったが、DVは無く、しばらく平和?な日々が続いたようだ。

私はと言うと、GWだったためサービス業だった前職に毎日のように出勤していた。

GW明けがラスト出勤で、あとは有休消化。ようやくダブルワークの終了だ。

それと最近働きづめだったので、家族サービスのために休みをもらっていた。

私はしばらくぶりに龍の左目に出勤した。

職場に着くとCさんが寄ってきて言った。

「ボスが話しがあるって言ってます。2階の事務所で待ってます。」

「契約書の話です。結構怒ってますよ。」

「ああ、契約書か。めんどくさー。」

「わかりました。いつか話さなきゃいけないことですし。」、、、

「失礼しまーす。」

事務所に入るとボスは凄みを利かせて私を見た。

「おう座れや。」

「なんだこの勤務報告書は、これじゃ給料出せねえぞ。」

「第一お前、契約書にサインしてないみたいじゃねえか?」

「はい、していません。」

「サインできませんでした。契約書におかしなところがあったので相談しようとは思っていましたが、すみません今になってしまいました。」

「あのなあ、、、」

ボスは、同じようなことを何度も回りくどく言ってきた。

「はっきり言ったらどうですか。」

Cさんが痺れを切らせて言った。

「えっああ。んで」

「いくら欲しいんだよ?

「私は報告書の請求額がいただければ何も問題はないです。」

「なめてんのか!?」

「いーやわかった。じゃあ払うけど、これでお前とはお終いだ。」

「今後仕事はなしってことですか?」

「そうだ。当たり前だろ!全額請求されてんだぞ!」

「ボスならなんて言うんですか?」

「俺ならお金は要りませんっていうぞ。当たり前だろ。」

「それは無理です。私はそうは言えません。当たり前だとも思えません。」

「だからお終いだ。とりあえず社員契約はなしだ。」

んっ?社員契約は?なし?

「ピンポーン!」

お客さんが来たのでCさんは玄関に下りていった。

「とにかくお終いだ。いいな。」

再びボスは言った。そして今までの働いた分の給料を私にくれた。

「わかりました。仕方ありませんね。ありがとうございました。」

ボスの表情はどこか悲しげで、最初の凄みは消えていた。

私は一応聞いてみた。

「ボス、アルバイトだったら続けてもいいんですか?」

「一応仕事も少しは覚えてきたし、今もバイト募集中なわけですし。」

「ん?ああ、まそれなら、、、」

「だったらCさんに伝えとけ。Cさん!Cさん!」

「大丈夫ですよ。私とボスの間で話が決まっったという事ならば。」

「Cさんには後で伝えておきます。」

「そうか、わかった。」

「アルバイトの必要な時に連絡お待ちします。」

「じゃあ、今日はこれで失礼します。」

「おう」

 

その日はそれで帰った私だったが、ボスから言われていた社員の仕事がまだ途中だった事が気にかかり、2日後に様子を見にアポなしで龍の左目に行ってみた。

「失礼しまーす」

そこではボス、Cさん、下請けさんとのミーティングが行われていた。

「あっすみません。忙しそうですね。」

「下で待っててもらって。」

「わかりました。待ってます。」

(もらってって、、どこかよそよそしいな、、、)

しばらく下で待っていると、下請けさん(Dさん)が先に降りてきた。

Dさんは今では下請けとしての付き合いだが、以前はずっとボスの下で社員として働いていた。そしてDさんは私に言った。

「どうしたの?何があったの?ボス相当怒ってるよ。会いたくないって言ってる。」

「えっ?そうなんですか?」

「あいつにたかられたーとか言って朝から騒いでたよ。」

「エーーッ?そんな感じになってるんですか!?」

「今日はなんで来たの?」

私は途中の仕事が気になって確認しに来た事、2日前にはそんな起こる事にはなる様子ではなかった事を伝えた。

「そうなんだ。、、まああーいう人だからね。」

「そうですね。今日のところは帰ろうかな。」

「うん、まあちょっと待っててよ。」

しばらくしてDさんは再び降りてきた、そしてそのすぐ後にボスも降りてきた。

目深にかぶったニット帽にサングラス姿。

明らかにイライラしている雰囲気。

「どのツラ下げてきたんだよ!」

「警察に連絡しようかと思ってんだぞ!」

「ドロボー!カネ返せよ!」

「お前のやっている事はゆすりだ!たかりだ!つらつらつら」

「どうすんだよ!?」

「どうする!?と言われましても、、」

ボスはどんどんまくし立ててきて、私は上手くしゃべることができなかった。

ただ一つ、相手を信じる信じきる。これだけは絶対だと決めて対応した。

納得いかないことには正直に

「いいえ。それは違います。わかりません。」

とだけはしっかりと伝えた。

「お前バカか?、いい度胸してんな。」

ん?これは褒め言葉と捉えよう。

信じきると不思議と怖くはなかった。

ただ、話は平行線でボスの怒りもおさまらなかった。

今回はもう無理だなとも思っていた。

「クビだ!

やっぱり。

クビですか!?わかりました。」

「ああ」

そう言うとボスは2階へ戻っていった。

私はDさんとCさんにクビになったこと、今度自分の荷物をこっそり取りに来ることを伝え、龍の左目にさよならすることとなった。

駅までの道を歩きながら、

「クビかあ、、、」

ずっといてもしょうがない職場だったと思うし、ショックもあまり受けてはいない。

それよりも注目すべきは、ボスに対する感謝の気持ちが自分の中に自然と湧き上がってきていることだった。

私は怖がらずに負けない姿勢を貫くという課題が自分の中に存在していた事に気付かされた。

だからそれを達成させてくれたボスには感謝しか生まれてこないんだな。

なんか不思議な感覚だったのを今でも覚えている。

駅に着き電車が来て降りるお客さんを待っていたら、奥さんが降りてきた。

なんて偶然だろう。これも龍の影響力なのは間違いないな。

「私、クビになってしまいました。今までありがとうございました。」

奥さんは少し目を大きくしたが、それほど驚いた様子もなく、

「そうなんですか!?まあ難しい人なんですよ。あの人は。」

「こちらこそ、ありがとうございました。」

私は奥さんと別れ、乗り遅れてしまったために次の電車を待った。

でも

「クビかあ、、、」

どうしてうまく仕事を続けられないんだろうか?

しばらく自分を見つめるしかないな。

私は人生初のクビ宣告を受け、また無職になった。

                                   完

 

 

その後3ヶ月近くが経ちましたが、私はいまだ無職です。

妻はしびれを切らせて働き出しました。

正直なところ、それもまた良しと考えている自分がいるのも事実です。

しかしそろそろバイトでもなんでも、なにがしかの収入を得ないといけない状況です。

私はそれまでに副業の形を少しでも作っておこうと思い、現在こうして慣れないパソコンに向き合いブログを始めています。読んでくれている人もまだほとんどいない現状ですが、星を付けてもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです。

今後読者になってくれる人は果たしているのでしょうか!?

いや、いるはずだ。そのためにも読者の方が楽しく読める文章、自分を正直に上手く表現できる文章が書けるように肩の力を抜きつつも頑張ろう。いやむしろ肩の力を抜くことを意識していこう。

と思っている次第ですので、今後ともよろしくお願いします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。